2014年01月24日
サンフレッチェ広島 2013年通信簿(前編)
あけましておめでとうございます。
本年も当ブログをよろしくお願いいたします
2014年最初の投稿はやはり2013年を振り返るものにしたいと思います。
まずは1月1日までの2013年シーズンを見直し、そして次の一歩に進みたい
今回は趣向を変えて通信簿風にしてみました。
少し長くなるため3回の投稿となりますが、宜しければお付き合いください
※注記
当記事はサポカンの議事録公開前の情報を元に作られています
若干整合性がとれない部分があると思いますがご了承ください
①2013年シーズンの成績…【大変良くできました】
これが2013年シーズンのサンフレッチェ広島が残した成績です
Jリーグ連覇は史上4チーム目であり、西日本のチームでは初。
まさしく「継続」することで達成した快挙と言えるでしょう
《J's GOAL 2013年 今年の漢字より》
これは小谷野社長が2013年1月のサポカンで発言した内容です。
このチーム目標をぶれずにやってきたからこその結果
天皇杯は残念ではありましたが、最大限評価されるべきでしょう
②入場者数…【もっと頑張りましょう】
観客数に目を向けると昨シーズンと比較して約8.5%、約2万6千人ほど減りました
※注記
リーグ戦での比較。全体では約6.9%、2万2千人減
《Jリーグの公式記録から作成》
これには様々な要因がありますが、1つにはACLによる過密日程があげられます。
観客の立場に立てば日程が過密であれば試合を選択するようになるのは自然なこと。
同時にACLにより日程が変則的になってしまったことも理由として考えられます
もう1つの理由として、小谷野社長は天候をあげています
これは2013年7月のサポカンでの発言。
雨天が集客数に影響しているかについては後日まとめたいと思っています。
ですが、少なからず影響しているだろうことは間違いないでしょう
ナビスコ1試合、ACL3試合を含め2年連続30万人を突破していること。
そして、平日開催があったにもかかわらず2年連続リーグ戦全試合1万人超。
この2点はきちんと評価されるべきです
とは言いながらも成績を加味すると目標達成程度では物足りないのも本音。
入場料収入は経営の柱であることは変わりなく、来シーズンもさらなる努力が必要です
③スポンサー…【よく出来ました】
2013年に入って不定期にチェックをしていますが、間違いなく増加傾向。
従来なかった広告スポンサー(その他)という欄も作られるようになりました
少なくともフィールドスポンサーは5社、手摺りスポンサーは4社ほど増えているようです。
優勝効果の大きさを感じますが、それをしっかりと活用できた結果だと言えます
2014年シーズンの話になりますが、パンツスポンサーも変更になりました
昨シーズンまではエディオンのクオルネットという商品名が入っていました。
これはJリーグ規約における特例を活用したもの
※註記
勘違いしていたので削除
今回イズミが名乗りを上げてくれたおかげで、ある意味きちんと穴が埋まりました。
景気が上向きなど外部要因もありますが上々と言えるでしょう
④グッズ販売…【よく出来ました】
上記の話は2013年8月に開催された第3回夢スタシンポジウムでの小谷野社長の発言。
この数字にはまず間違いなく優勝記念グッズの売上げが入っているでしょう
とはいえ、安定的にトップ5であることは大きな強みです
商品企画のスタッフが変わったのか2013年は面白いグッズが誕生しました
《サンフレッチェ広島より》
筆頭が一連のこやのんグッズであることは間違いありません。
サッカー関係メディアだけではなく、全国放送やロイター通信にまで取り上げられる始末。
広報的には大成功と言えるでしょう
《サンフレッチェ広島より》
見落とされがちですが、ベビーユニフォームの販売もいい一手だったと思います
新しい需要を喚起し、そして将来のサポーターにするための土壌を作る。
そして何より小さいユニフォームを着た赤ちゃんかわいくないわけがない
一方で課題も多かった一年でした。
優勝記念Tシャツの不具合、ユニフォームラバーキーホルダーの不具合。
そして2年連続で続いたユニフォーム販売の混乱
それでも今年は去年よりも4000着増産で1万着となる見込みです。
優勝しているとはいえ、かなりのリスクを負ったチャレンジと言えるでしょう。
(昨年は6350着、今年は1万着。ともにリーグ戦用ユニフォームのみ)
しかしこの問題の根幹の1つが初期ロットの不足であるとするならばそれだけでは足りない。
販売方法の改善も求められるでしょう
(中編)に続く
本年も当ブログをよろしくお願いいたします
2014年最初の投稿はやはり2013年を振り返るものにしたいと思います。
まずは1月1日までの2013年シーズンを見直し、そして次の一歩に進みたい
今回は趣向を変えて通信簿風にしてみました。
少し長くなるため3回の投稿となりますが、宜しければお付き合いください
※注記
当記事はサポカンの議事録公開前の情報を元に作られています
若干整合性がとれない部分があると思いますがご了承ください
①2013年シーズンの成績…【大変良くできました】
- ゼロックススーパーカップ:優勝
- ACL:予選リーグ敗退
- リーグ戦:優勝
- ナビスコカップ:決勝トーナメント1回戦敗退
- 天皇杯:準優勝
これが2013年シーズンのサンフレッチェ広島が残した成績です
Jリーグ連覇は史上4チーム目であり、西日本のチームでは初。
まさしく「継続」することで達成した快挙と言えるでしょう
《J's GOAL 2013年 今年の漢字より》
1)クラブについて : サポーターズ・カンファレンス議事録
《サンフレッチェ広島 第10回サポーターズ・カンファレンス》
やはり我々はダントツに強いチームではありません。一試合一試合戦って、その中で新たな星を目指していくことがポイントだと思います。そうした意味ではJリーグディビジョン1で勝ち点40をできるだけ早く確保し、良い緊張感の中で秋を迎える。そこで狙えるタイトルは狙っていく。そういったスタンスで考えています。
これは小谷野社長が2013年1月のサポカンで発言した内容です。
このチーム目標をぶれずにやってきたからこその結果
天皇杯は残念ではありましたが、最大限評価されるべきでしょう
②入場者数…【もっと頑張りましょう】
観客数に目を向けると昨シーズンと比較して約8.5%、約2万6千人ほど減りました
※注記
リーグ戦での比較。全体では約6.9%、2万2千人減
《Jリーグの公式記録から作成》
これには様々な要因がありますが、1つにはACLによる過密日程があげられます。
観客の立場に立てば日程が過密であれば試合を選択するようになるのは自然なこと。
同時にACLにより日程が変則的になってしまったことも理由として考えられます
もう1つの理由として、小谷野社長は天候をあげています
1)クラブについて : サポーターズ・カンファレンス議事録
《サンフレッチェ広島 第11回サポーターズ・カンファレンス》
【観客動員について】
しかし一方で、今シーズンの前半戦の観客動員を見ますと、天候に祟られた日が多かったのは残念でした。特に3万4千人動員を見込んでいた開幕の浦和レッズ戦の朝にみぞれが降って2万8千人になったことと、2万人動員を見込んでいた横浜Fマリノス戦が暴風雨になって1万人になってしまったことが響いています。この2試合で、1万5千人、当初の計画を下回ってしまいました。それ以外の試合は、当初計画を上回る試合もあれば、下回る試合もありましたが、主にこの2試合の影響で観客動員数が今の会社計画に1万5千人足りないのが現状です。
これは2013年7月のサポカンでの発言。
雨天が集客数に影響しているかについては後日まとめたいと思っています。
ですが、少なからず影響しているだろうことは間違いないでしょう
ナビスコ1試合、ACL3試合を含め2年連続30万人を突破していること。
そして、平日開催があったにもかかわらず2年連続リーグ戦全試合1万人超。
この2点はきちんと評価されるべきです
サンフレ小谷野社長に聞く
《中国新聞 2013年1月10日18面》
-新年度の黒字達成に向け、何が必要ですか。
年間パスと指定席を少しでも多く売ること。売上高は本年度の30億円強のうち3億2千万円が賞金だった。それを除いた27億~30億円を目指す。昨年約32万人だった観客動員は、ヤマザキナビスコ・カップ、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)と合わせ、28万人はいかないといけない。予算の進捗状況を全職員で共有し、数字による経営を定着させたい。
とは言いながらも成績を加味すると目標達成程度では物足りないのも本音。
入場料収入は経営の柱であることは変わりなく、来シーズンもさらなる努力が必要です
③スポンサー…【よく出来ました】
2013年に入って不定期にチェックをしていますが、間違いなく増加傾向。
従来なかった広告スポンサー(その他)という欄も作られるようになりました
少なくともフィールドスポンサーは5社、手摺りスポンサーは4社ほど増えているようです。
優勝効果の大きさを感じますが、それをしっかりと活用できた結果だと言えます
2014年シーズンの話になりますが、パンツスポンサーも変更になりました
【参考】
新ユニフォームスポンサー(パンツ)に、株式会社イズミが決定!
《サンフレッチェ広島 2014年1月23日閲覧》
昨シーズンまではエディオンのクオルネットという商品名が入っていました。
ユニフォーム要綱
《Jリーグ規約 2014年1月23日閲覧》第12条〔広告の表示〕(2) 前項に基づく広告は、第4項に従い、シャツに3か所まで、ショーツに1か所のみ表示することができる。ただし、1か所につき1社に限るものとし、原則としてシーズン途中の変更は認めない。
(3) 以下の場合に限り1stユニフォームと2ndユニフォームとで異なる広告を表示することができる。① 100%の資本(親子)関係がある2社の企業名② 同一企業の異なる2商品名③ 企業名とその企業の商品名
※註記
勘違いしていたので削除
今回イズミが名乗りを上げてくれたおかげで、ある意味きちんと穴が埋まりました。
景気が上向きなど外部要因もありますが上々と言えるでしょう
④グッズ販売…【よく出来ました】
awayisum@awayisum興味深かったのはサンフレッチェのグッズ売上はJリーグでも安定的にトップ5に入る部類だという話。年間3億円程度の売上があるそうだ。今年も浦和、鹿島、マリノスの次かマリノスを抜くくらいの勢いらしい
2013/08/21 00:17:29
上記の話は2013年8月に開催された第3回夢スタシンポジウムでの小谷野社長の発言。
この数字にはまず間違いなく優勝記念グッズの売上げが入っているでしょう
とはいえ、安定的にトップ5であることは大きな強みです
商品企画のスタッフが変わったのか2013年は面白いグッズが誕生しました
《サンフレッチェ広島より》
筆頭が一連のこやのんグッズであることは間違いありません。
サッカー関係メディアだけではなく、全国放送やロイター通信にまで取り上げられる始末。
広報的には大成功と言えるでしょう
《サンフレッチェ広島より》
見落とされがちですが、ベビーユニフォームの販売もいい一手だったと思います
(89)ゆりかごから…
《Jリーグ 百年構想のある風景 2014年1月23日閲覧》
最近、欧州のファンショップには幼児向けのグッズが目立つなど、ターゲットがさらに低年齢化している。売り場は、入口脇のすぐ目につきやすいところが一般的だ。そのわけをクラブ関係者に聞くと、「親に連れられスタジアムに来た子どもたちは、すでにどこのファンかはっきりしている。だから、その前の幼児段階から取り込むのです。」なるほど、ドイツ3部リーグのディナモ・ドレスデンの売り場には、幼児用(5~20カ月)のエンブレム付おしゃぶりがたくさん置いてあった。
新しい需要を喚起し、そして将来のサポーターにするための土壌を作る。
そして何より小さいユニフォームを着た赤ちゃんかわいくないわけがない
一方で課題も多かった一年でした。
優勝記念Tシャツの不具合、ユニフォームラバーキーホルダーの不具合。
そして2年連続で続いたユニフォーム販売の混乱
それでも今年は去年よりも4000着増産で1万着となる見込みです。
優勝しているとはいえ、かなりのリスクを負ったチャレンジと言えるでしょう。
(昨年は6350着、今年は1万着。ともにリーグ戦用ユニフォームのみ)
2014シーズン Jリーグ用ユニフォームの予約販売終了について
《サンフレッチェ広島 2014年1月23日閲覧》
オフィシャルネットショップ「e-VPOINT」、オフィシャルショップ「V-POINT」にて予約販売いたしました2014シーズン Jリーグ用ユニフォームは、予約枚数に達しましたので終了いたしました。
一般販売は、1st レプリカユニフォーム(S/M/L/XL/2XL)1250枚、1st レプリカユニフォーム(130/140/150/160)200枚を、2月27日(木)の販売を予定しております。詳細は改めて後日ご案内いたします。また、今後、1st レプリカユニフォーム(S/M/L/XL/2XL)5500枚分を販売する予定です。
しかしこの問題の根幹の1つが初期ロットの不足であるとするならばそれだけでは足りない。
販売方法の改善も求められるでしょう
(中編)に続く
今回の件、ショーツのスポンサー広告に関する特例は「1st」と「2nd」で異なる場合なので、今回(クオルネット)のケースは該当しないと思うのですが……?
コメントありがとうございます
仰るとおり引用文に思いっきり書いてありますね。勘違いしていました
該当箇所を削除しました
助かりましたありがとうございます
このルールですと、たとえばホームの胸スポに「mazda」、アウェイの胸スポに「CX-5」とか「SKYACTIV」とかOKということですよね。こういう方法で「両方買わないと!」という人を増やして、ユニフォームやグッズの売り上げに繋げられないですかね。